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2014年12月2日火曜日

シャングリラ -Shambala- 2


こんにちは。
寒い日々でしょうか。
贅沢な悩みですが、ヒマです。すいません。
ここはグループとかで来ると楽しいと思うな。
まったく一人で来ちゃったもんね。
   
一冊しかもってきてない本なんて速攻で読み終えそうなので、
手加減しながら読む。
日本では平均以下の時間しか働いてなかったのに、
何だかんだと時間がなかった。。
ネット、移動に費やす時間が多かったかなぁ。。
ネット依存、ひととき断ち切り。
    
というわけで、
しぶしぶ真面目に瞑想しています。
ってかそれが本来の目的やった〜  たはは。
    
ヒマゆえに真面目に瞑想SPOTに通い詰めていたら、
スタッフに顔を覚えられ(外人ひとり故というのも手伝い)、
ニコニコお話してくれたりするんだが、同じ部屋のインド人で手いっぱい。
とらとらいんぐりっしゅ、そーりー。
     
さいしょ若干の人種差別、
というか、
チャラっとした気持ちで来やがって外人め的な視線を感じた。 
当たらずとも遠からず、か。少々浮かれておりました。
    
唯一もってきた本、『私たちのインド』は、昭和58年初刷、
夫の仕事に着いてきた著者が現地で出産を経験したりなど、
数年のインド暮らしについて書かれたもの。
それによると、
南は北に比べ保守的という記述が多いけれど、私の体感では逆。
いや正確には保守的な部分もあり、一人じゃトイレ行けません、
みたいな空気は感じるんですが。
保守的と記述しながら昭和50年代のインドで、ミニスカートをはいている筆者。
受け入れられてたのはやはりコンサバではないと思うんだなぁ。
    
このシャングリラに来ているインド人のマダムたち、
サリーを何枚も携え一人でやってきて相部屋に泊まり、
瞑想しながら施設のボランティアをしたりしている。
還暦過ぎてドミトリーに宿泊というバイタリティにも脱帽。
自分が年をとったら相部屋は避けたいし、親にも勧めきらん。
     
そして夜になるとこの相部屋で熱気むんむん、
男たちの政治談議よろしく、哲学談議が白熱。噂話もね。。
もちろんカンナダ語やテルグ語ゆえ聞き取れないけれど、
ところどころで、ヨーガヴァシスタがあーだこーだ、
シャンカラ云々のと言ってるのが聞こえてくる。
…おかけで早く寝たいのに寝れないんですっ   ぷんすか。
さらに気づけば歌が始まり手拍子…  ラーマラーマーハレハレ〜♫
最初は勘弁してくれ〜!と耳栓していたけど無駄でした。
耳栓じゃ防ぎきれない大音量。。
一度事故で、お仲間に混じってしまったけど少し無理をした。
稀には楽しいけど、そういうキャラじゃないデス。
    
さらに時刻は午前3時過ぎ…
かの女たちはゴソゴソと起き出して、毎朝連れ立って瞑想SPOTへ出かけてゆくのである。
もちろん、
寝ているものが在るから…と、
そっ…と行動するなどといったことは彼女たちの脳内に微塵もあるはずがなく、
大音量の目覚まし音楽、こうこうと電気をつけ、マシンガントークひと通り、
かーっ!ぺッ!おぅえっ!ペッ!痰を吐き、
起きてない同士があれば、
マダーム!!と大きく起こす声あり。
    
午前3時過ぎ…眠りの浅い私にとって、至福の熟睡タイム。。
その象の足のように太い首をしめてやろうかっ!! くわっ!と、
一瞬殺気めいてみるも、日本人ひとり、勝てるわけもなく、
そっと彼らのつけた電気を消し、眠りとも言えない二度寝につくのである。
しくしく。。
   
むかし見た映画、『インソムニア』だったかな。
白夜の国で過ごす主人公が不眠で精神を病んでいく、というジリジリ恐ろしい話を思い出しました。
寝ないのが続くと本当に頭おかしくなりそう。
    
ときどき、日本では見ないような嘘みたいに誠実な人もいて、
大恐縮することもあるけれど、
大半は、この悪気なく心配りや気遣いの欠如した人たち。
    
悪気がないから憎みきれないけれど、
彼らと結婚してる日本人は、
前者のひとつまみの誠実な人と恋に落ちたか、
西洋人のように暮らしてる都会人と出会ったんだろうか、
などと勝手な想像。
    
本当に信じられないくらいピュアなひと、
コツコツに痩せ細りじりじり肌を焼くような陽射しの下で働き続けるおじさんや、
裸足にサイズの合ってない破れて汚れたシャツを着て、母親の手伝いか、
カマを持ち草を刈り続ける少年などを見るにつけ、
私なんて贅沢で屁理屈ばかりのブタだ…
と己を反省したり色々と思うところのある国。
そして心配りはないけれど、分け合う、という行為が当たり前らしく、
(要らんのに)ビスケットをくれたりします。
こういうとこが憎みきれない。。
いつも身勝手な人が優しいと許せちゃうからずるい。
日本ではこの分け合う、という意識が欠けている気がします。
ヨガを始めた頃にしきりに先生達がシェアするって言葉を使ってて、
はて?と思ったものです。
近代化のなかで失ってきたものなのか。はたして。
   
前述の本の著者によると、同じカースト内で分け合い助け合っており、
彼女と付き合いのあった上流階級の人達は、
バクシーシするどころか下層階級への不満を語っていたと記述有。
いつの世も、持てる者はやはり強欲になる傾向ということかしらん。
    
そんなこんな、
総して平和に過ごしていますが、ヒマなのに寝れないので、
予定より少し早めに移動することにしました。
    
とても静かで自然豊か、
夜の動物たちの声が小さくなると同時に、
小鳥たちが新しい一日を喜ぶように遊びさえずり、
昇る朝日に向かい太陽礼拝、ルーフでのヨガと瞑想の心地良いこと!
なのだけど、、、
なんせ部屋のインド人たちがうるさいの。いんそむにあ〜
ではまた。
   
朝霧に包まれるなかの瞑想は、
少し肌寒いけれど心地良さはひとしお。
太陽が昇り始める、朝と夜のさかいの空気のスペシャル感!

    

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