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2011年6月22日水曜日

座禅断食

 栄養とは食べ物のこと、と思いがちだが、食べ物そのものには
 生きる力も生かす力も生まれない。
 死人にとって、食べ物が栄養とはならないのと同じである。
 同じものを食べても、心身の自然な要求がなければそれは栄養にはならない。
 まずいと思って食べたら、それは害になる。
 
 栄養力とは、食べ物と、それを栄養にする生命力とが協力関係にあるときに生まれる。
 もし、あなたの栄養力が失調しているときに物を食べると、それは毒物になることすらある。
 反対に、栄養にする力のあるときなら、
 水一杯でも元気を出すことができるわけだ。     沖正弘
 
 
座禅断食に初めて参加してきた。 (前に参加したのは半断食)
断食のコースって食べないくせに費用がなかなか高価!
前から興味はあったものの、やっと参加のタイミングがきたのでした。
  
今回参加したのは、野口法蔵さんの考案された座禅断食。
2泊3日の断食に座禅を組み合わせたもので、最終日は飲んで食べて宿便を出す。
  
◆初日
朝、昼は自分で抜いて、夕方から先生のもとへ参加の皆様と合流。
昼ごろからすでに頭痛がして、移動のせいでヴァータが上がったかな~と思いつつ、
まず軽めの毒素、陰性の薬や砂糖が頭から抜けていく、との解説。
寝る頃には吐き気になったが、眠ってしまえば翌朝すっきり。
・・・ ま、いつものごとく初日は寝れなかったケド。
  
到着して、吸い玉(カッピング)をしていただいて、みなさんの気持ち良い~との
言葉にワクワクしていたものの痛かった。。。
砂糖を食べ過ぎてる人は、体が緩んでいて痛みが強いとの指摘。ぎゃ図星~
甘いものはもちろん、果物も大好きだから果糖も摂りすぎなのです。。。
   
座禅20分→休憩40分 の繰り返しなので、座禅に関しては問題なし。
しかも喋れるから、ヴィパッサナと違い全く心の葛藤などなく精神的にも楽。
いや、実は人見知りで超気を遣うから黙ってる方が本当はもっと楽 笑
  
◆二日目 
朝一そうじして、それから確か般若心経やったかな・・・
そして座禅とか。神社におそうじに出かけたり。
食への渇望もさほどなく、気分もOK。
一人だと心折れるけれど、同志がいると頑張れるものです。感謝。
前日の頭痛から、この日は肩。重くて重くて。
だいたい軽めの毒素(薬や砂糖=陰性、ところで放射能は極陰性)
が頭から抜けていって、
次は重めの毒素(動物性の脂など=陽性)が肩から抜けていくのだそう。
 
午後からは、生姜湿布なるものをおなかに張ってもらった。
これが翌日の宿便を出やすくしてくれるのだとか・・・  
アチアチで飛び上がる。 まったく熱さを感じない人もいるんだとか。
慣れてくると爆睡し方言で寝言。また飛び出た。 
よりによって「うるさいっちゃ!」と大声で。 自分で起きるほどだから響き渡ったでしょうね。。。  
   
◆三日目
そうじや般若心経や座禅をして、9時半からいよいよ食事!
写真撮り忘れたー・・・
テーブルいっぱい驚きのごちそう!(ほぼ野菜)
 
まずお水をどんぶり一杯。
次に大根を煮た汁に梅干しを入れて、出るまでどんぶりでひたすら飲み続ける。
梅干しは嫌いで普段食べないけど、こういうとき(腹に何も入ってないとき)は美味しく感じる。
というか、梅干しなしでも、大根をただ茹でただけの汁の美味しさときたら!
梅干しが腸壁の宿便を流してくれると確か言っていたと思う。。。
大量に生野菜も用意されているので、それをつまみ(?)に大根汁を飲んでもOK
  
リピーターの方はわりと早くトイレへ向かっていた。
私は4~5杯飲んだかな。。。 梅干しも人生最多の8個は食べた。
なかなか便意がこないので、散歩したりしていたら、一回目のトイレ。
ちょろっと出て、こんなもんなの~?と思いながらパンを食べ始める。
(一回出たらパンや豆腐、コンニャクも食べて良い。)
 
二回目のトイレでは、便、というかおしりから大量の水が。
しゃーっとまるで尿みたいに出る。腹痛などまったくなく初めての経験。
トイレから立とうとすると、また行きたい、の繰り返しで7~8回は。
いったい何か出てるんだろう?と便器に顔を近づけてじっくり観察。
と、大量の米粒のような石ころが。
あれが宿便なのかわからないけれど、人体から出てはいけない様子だった。
人の中から癌や胆石が作られるっていうのに、納得した。  
 
実は、あのインド帰国後の長きに渡る下痢のあとから
便に、この石ころみたいのが混じってて、噛みきれていない玄米かな~と思っていたけど
少しずつ排毒していたのかもしれない。 たまに体調崩すのは、まさにデトックスなんだなぁ。 
 
断食後、三日間は小食でお米も控えること。タバコやお酒などの刺激物ももちろんNG
イモ類や豆は、エネルギーが高すぎてハイになりやすいからNGなんだって。
 
写真が、断食後のおうちでの食事。
天然酵母のオイル砂糖なしパンに、ソイハムとグリーンスムージー。
あとは、うどんやそば、生野菜に味噌をつけて食べたり、お豆腐に塩ふって食べたり。
普段は出汁にまで気を遣わないけれど、昆布出汁にしてみたり。 
 
終わったとき、確かに清々しかったけれど、そんなに変わったー!!という感じではなかった。
が、翌朝のヨガ体操をして驚いた。
体がとても軽く、気になっていた関節部分が自信に満ちていた。
前屈もどこかうーんっと頑張っているとこがあったのが、勝手に体伸びてきた。

食べるものが、私たちの体と心、人生を作る。
リピーターの方の多くが、食べ物を変えて人生が変わったんだそう。
商売がうまくいった人、結婚した人、不妊症が治った人。 
楽しいのでまた近いうちに参加しようと思う。
心が弱いので、きっとまた懲りずにいけない食生活しちゃうと思しぃ・・・ 
  
  
以下はコース中にとったメモ。何を食べるかは自分次第、あなた次第。
 魚 → 冷え、下半身の病気、腰痛、膝、子宮筋腫、前立腺の疾患。
 うしろからハゲる → 肉 ・・・塩でマッサージしたら再生。
 緊張・ナーバス → 砂糖が影響 ・・・塩分をとる。
 おかずが多いほど血が薄くなる → 判断力がにぶる ・・・一汁一菜
 甘いもの → 左の血液がよごれる
 肉 → 右の血液がよごれる
 左の腎臓 → 小豆(緩みすぎをしめる)
 右の腎臓 → 大根の煮汁(締まりすぎをゆるめる)
 動物の古い塩を消すためにアルコールを摂取しがち
 → アル中は肉食をやめると治る。
 アトピー → 西洋式食事が原因 ・・・腎臓で濾過できない分を皮膚から排泄しようとする
 → 排泄力のある元気な子供
 
 

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