-----------------------------------------------------------------------------------------------

2015年12月9日水曜日

捨てる神あれば、拾う神あり、みたいな日


なますて。
すっかり外国人が少なくなって静かだにゃ~と思って、
前にもお茶したことのあるラクシュマンジュラ(外人カフェやショップの多いエリア)の
カフェに入ってみたらすごく混んでいて、
いるところにはいるんだな~と思いました。
うん、
この寒がりの日本人がいれるんだから、西洋人はこのくらいの寒さ、
なんのそのだよなぁと思います。
(半袖に短パンだったりする彼ら。皮膚の感覚が違う気がするのだけどどう思う?)

上は半袖でも腹巻して靴下を二重にと、下半身が冷えないように
がっちりと防寒してますけども。
それでもお尻が冷えていて、お尻の硬さから腰が弱ってると、
ゴッドハンドにお尻にぶすぶすっと針をしてもらう。
本当は陰部きわきわのとこにもさすと、すごく股関節まわりの筋肉が
やわらぐそうらしいけれど、前は恥ずかしくてご遠慮しました、、
まだまだです、、

ベジmomo やはりこういうのが胃腸もうれしいようで、、
タレがいまいち、、酢醤油にしたら人気爆発だと思うのは日本舌のせい?

リシケシは本当に綺麗になって、
いまタポヴァンという山寄りのエリアに滞在してるけれど、
ぜんぜんお祈りの声とか迷惑な音量(!)の神様ミュージックとか聞こえなくて、
(工事の音がうるさくて、年末の日本にいるみたい!)
インドにいることを忘れてしまうほど。

もともとお城だったという、5つ星クラスになるのかな?
超高級ホテルもできているそうで、
世界の名だたるセレブリティたちが訪れたりしているそう。
日本のお金持ちはインドに来ないけど、世界のお金持ちは割とインドに来るよね~
っていう話になりました。
一泊2万ルピー(日本円で4万円弱)だそうですよ~
私の泊まってるとこが1000円弱で何の不自由もないので、
マハラジャみたいにラグジュアリーな体験ができるのではないかと思います。
空港からタクシーでびゅーんと行っちゃえば、なんの気苦労もないでしょうしね~
ご褒美にいかがですか。

カフェおかえりのベジ巻き寿司。
リシケシはベジタリアンの町なのでベジの人は楽ですよー

先日、これまでのインド滞在で最もこわい目に遇いました。
興味深い一日だったので、記しておこうと思い。

気持ち良い日だねぇ~とアシュラムをふらふらしていたら、
プラサードをもらえるから行っておいで、と声をかけていただき、
わ~いありがた~、と甘い甘い手作りおやつとすごくきれいな10RPをいただいて
(お金もらったの初めて!けっこう多くのお金持ちがどこかのアシュラムやお寺に、
たくさん寄附しているのが、めずらしくないインドです )
ガンジス河沿いをお散歩しつつ、
お腹すいたらどっかでランチでもとって~ふふ、、
とささやかなしあわせを噛み締めていたときのこと。

橋の上で、西洋人のおばさんに話し掛けられました。
「あの物乞いしている彼にお金をあげてちょうだい」と言うので、
私がいつ誰に何を渡すか、それはあなたの問題ではない、あなたがあげれば良い、
と言ってその場を急いで離れました。
すると、
後ろから腕を強くつかまれ、
「100RPでも500RPでも出しやがれ!!ばかやろー!!」
と叫びながら私が持っていたプラサード(お友達にあげなさいってもうひとつ渡されていた)を
取り上げて力いっぱい投げつけてきた!!

ビックリ唖然、こりゃあヤバい人だ殴られたり強盗もしかねないんじゃ!と
急いで立ち去っていると、
後ろからバイクに乗ったインド人おじさん、
「彼女はメンタルに問題があるから、こないだ自分の店でも暴れられて大変だった」
とのこと。
(ていうか、一部始終見てたなら止めてくれよぅ)

まさかまさかインドでの一番こわい経験が外国人からの攻撃だとは、、
防犯ベル、、、リシケシでも必要かしら。。
助けてー!って叫べば誰か来てくれたでしょうけど、
いざって時は声出ないものですね、よく聞くように。

のちほどnirvana穏やか日本人(笑)の方々に話したところ、
やはり頭がおかしくて、ババに付いて山奥に行っちゃうような方だったらしいですが、
本当に頭がおかしいというより、淋しくてかまってチャンなのかな、と。
本気で頭おかしかったら自国に帰ってVisaとって再入国など出来ないと思うもの^_^;

なんにせよ、
人の怒りのエネルギーや狂気じみたものに気持ち良いことはないな、と思ったのと、
目の前にうつる世界は自分の鏡なので、私の中の怒りを見せられたのかな~とも。

そんなことがあった午後、
てくてく歩いてたら、お金いらないから乗っていきな~とリクシャのおにいちゃんが
途中まで乗っけてくれたりして、これだからインドは憎みきれない。
絶妙なタイミングで優しさを見せてくれる。
裏表なくて、今この瞬間だけの人たちは良い、楽ちんだ。

人間は、色んなものを持つと同時に余計なものも持ってしまって、
気づいたら、
怒りとか孤独とか、自分の内なるものにガンジガラメになってしまっていて。
ジレンマですねぇ。

インドは起こるべきことが、早いスピードで起こる場所のように感じます。
運命。
それをいつもよりすんなり受け流すことができるのも
この国がある場所の地球のエネルギーなのかな、と思います。

おばさん、超こわかったけど歩いてるうちに
ポカポカしてきて平和だな~としあわせ気分を取り戻せた。
これが日本でならけっこう引きずると思んだな。

朝のきらきらも、昼間のエメラルドグリーンも、
この夕刻の景色を水面にうつしだすガンジス川もまた良い。
魚が泳いでいるのも見えるほど、この季節のガンガはきれいです。


0 件のコメント: