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2010年9月9日木曜日

沖正弘先生とシヴァナンダヨガ

 会社を辞めてほとほと気の抜けた生活をしてしまっているので、こりゃいかんバランス悪し、とクラスの前にシヴァナンダヨーガのアドバンスプラナヤマ&アーサナCDのガイドにしたがって2時間半ほど自己練習。
 
大阪のヨガスタジオ、スピリットさんで、アシュタンガ&シヴァナンダを指導するノリコ先生のクラスを受けたとき、「単純なポーズほど意識の集中(精神的強さ、自己コントロール)がいるから難しい。」とおっしゃっていたのを思い出しました。
 
同じことを延々とやるから最初は集中力なくて、つまんないのよね。。。 
一人でやると誰も見てないし、余計にサボっちゃうのさ。(すべての目撃者は自分なのだけどねぇ~ついね~)そういう怠惰な心を、めんどくさいという心の波から一歩ひいたところで見つめながら行っていると、だんだんに集中の深みに入って、シンプルな心の状態=無心に近くなっていく。
シンプルなポーズたちはそういうことも教えてくれます。  
  

バリエーションに入るのも、例えばヘッドスタンドなら、5分ホールドしてなお心身のコントロール、集中できる者だけっていうガイドだから、5分ホールドできないあたし、マジでつまらんかった最初。そういうときは5分が長い!
集中しているときの5分はあっという間。心次第で時間は短くも長くもなる、そういうことも体感させてくれるヨガ時間です。
    
前置きが長くなりましたが。
またまたラージャヨガ部門のテクニックについて質問があり、しどろもどろで答えをはぐらかしてしまったので、調べてみました。
 
『 ヨーガ大全 身体と精神の開眼 』スワミ・ヴィシュヌデヴァナンダ著  より引用しますが、
この本は大好きな沖先生の推薦文付! なので、まずは沖先生の推薦文から 笑
 
 
推薦のことば   沖正弘 


 世界各国でヨガブームがおきている昨今だが、はたして真実のヨガが、どの程度人々に理解されているだろうか。真実のヨガは、「シャカを悟りに導いたヨガ」であり、「人類を救うもの」であり、生活に直結したものでなければならないはずである。
ヨガは、体験体得の行法哲学であり、人生万般の原理・原則を身をもって把握し、苦行し、かつ生活化してゆくものである。ヨガとは実体ではない、心、身、生活、環境の最高の統一・結合・調和状態である、と私はつねづね説いている。
 私は真実の立場をとって、不治といわれる難病(結核やガン)を克服しつつ、人間救済の道を求め、一方、人類平和への希いから、各国の治療法、生活法、宗教的修行法などを学び、体験して、ハタ・ヨガ(身体的訓練法)とラジャ・ヨガ(心の聖化法)とカルマ・ヨガ(奉仕の道)を統合、総合ヨガとしての沖ヨガを創造し、かつ世界に広めようとしているものである。


 求道生活にはいってから四十年以上にもなるが、その間、わずかではあるが、真実の生活を求めて身を捧げる先師、知友を得ることが出来た。オッタマ僧正やガンジー聖師はその代表的人物である。これら、心を中心とし、生活を求道の場とする人々によって、求道の渦中にある私は、どれだけ意を強くされたか分からない。現在では、先に訳出したアイアンガー師(『ハタヨガの真髄』)、今回のヴィシュヌデヴァナンダ師などは心強い知友である。


 ビシュヌ師にはじめて出会ったのは、約三十年前、シヴァナンダ・アシュラムにおいてであった。
私は、初代インド大統領、ラジャンドラ・プラサド氏とともに、日本人として初めて当アシュラム訪問、シヴァナンダより特別指導をうけたのである。先般の世界ヨガ大会で来日したサッチダナンダ師は当時、瞑想行法を専らとしており、ヴィシュヌ師は私の兄弟子にあたる。師は、ヨガナンダ師につづきインド人としてははじめてアメリカへ布教へ出向いたが、途次、香港にヨガ・アシュラムを設立した。私はそこに招かれて、しばらく指導した思い出がある。米国でヨガを説き始めたのは、東洋人としては、私とヴィシュヌ師が最初である。現在、米国にもヨガのグループはたくさんあるが、師の組織は最も大きいものとなっている。


 ヴィシュヌ師は心を中心として、真実のヨガを追究している数少ない一人だと思う。特に、本書の哲学的部分は、ヨガの本質的理解に欠かせないものであろう。私の立場からすれば、やや小乗的きらいはあるけれども、より総合的立場で、歴史や文化伝統の差異、個性別などを考えに入れて理解し、行じてゆくならば、かならずや、真実のヨガの理解に達する一助になると確信している。


 あまりに遊び的、美容的、治療法的に堕しているかにみえる日本のヨガブームの中にあって、真実の目を曇らせることなく、その本質を理解しようとする学徒にとって、本書は格好の機会となるだろう。弟子の一人、山内隆明君の翻訳をうれしく思う。ぜひ一読され、実行の道を歩んでいただきたい。この出版に賛同し、あえて、多くの人々に推薦する次第である。
 
 
物言いがはっきりしていて、ほんと男前な方や~
で、本当は中身のテクニック(呼吸法とバンダ)についても引用したかったんですが、想像以上に推薦文が長くて腱鞘炎になりそうなので、次の機会に・・・
 
   
 
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でもこの本、まだ最後まで読めてないのであーる
 

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

シヴァナンダヨーガのアドバンスプラナヤマ&アーサナCD とはどちらかで入手可能なのでしょうか?
市販されておられるのでしょうか?
お教えくださると幸いです。
http://d.hatena.ne.jp/uchikoyoga/20100105 で紹介されていたCDがとても良いCD でしたので 音による誘導にはまっています