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2009年5月16日土曜日

かけがえのない出会い


 
夜のクラスを終えて、生徒さまを見送りひとりスタジオに残ってマントラCDを聞きながら
後片付けをしていると、なんだかシヴァナンダヨガfor only meをやりたくなって、
my own paceでさくさくっと早送りバージョンでポーズをやってみました。 
 

スタジオの正面にあるOMのロゴを前に5分ほど静かに座って終了。
 
シヴァナンダヨガじゃなくても良いよな~としばしば出る浮気心、
それでも、けっきょくここに戻ってくる理由で体中が満たされていました。  
 
頭の先から足の先まで、じーんと心地よく、足の裏からも何かあたたかいものが出る感じ。
それが忘れられなくて、その感覚が気のせいなのか確認したくて
シヴァナンダヨガをやるようになりました。
  
  
 
そしてティーチャートレーニングでのかけがえのない出会い。
それが今、私がシヴァナンダヨガを伝えている理由なのだと思います。
同期の仲間とともに、いつもそばにいてくれる人、それが通訳のお二人です。
 
 
 
   
 
最初のtranslator、Abhatiさんは、LA在住の日本人でした。
あまりに英語のできない私たちのために、スワミが通訳できる人を探してくれたのです。
彼女は自分の仕事を調整して、2~3日後にはyoga farmまで飛んできてくれました。
  
それだけでも自分にとっては大きな衝撃。
会った事もない見ず知らずの他人のために自分の仕事を置いてかけつけてくれる、
これまでそういうことを見ず知らずの他人にしていただく機会がなかった。 
    
スワミの、彼女はヨガのプロじゃないから、わかりにくいかも、、、との言葉は全くはずれ
授業でのスワミの言葉に、さらにわかりやすいように付け加えて、ほぼ同時通訳、
ハードスケジュールの講義にすべて同行し、japanese studentsをサポートしてくれました。
 
 
通訳のとき以外も、宿題のときも助けてくれたり、サットサングのとき、食事のとき、
話を聞いてくれ、話をしてくれ、精神的な部分でも私たちを大きく支えてくれました。 
 
さらに衝撃だったのは、彼女の食事の量が極端に少ないこと。
私たちの食べる量の3分の1程度しか食べません。(食事は1日2回) 
通常ローフード(火を通していない生のもの)ベジタリアンの彼女は、
その量でも食べ過ぎてしまって、調子がベストじゃないと言っていました。
 
だからって、すごく痩せているわけではありません。
彼女は太陽がくれるエネルギーを吸収して自分のエネルギーにできる、
とってもサトヴィック(純粋)な人でした。
     
また彼女のパートナーさんが、スワミヴィシュヌデヴァナンダジから
直接教えをもらった人物であることからも、良い波動をいただけたのかもしれません。
 
 
 
 
 
1ヶ月のトレーニングの半ば頃やってきてくれた二人目translator、Omkarさんは、
名古屋在住のスロヴァキア人でした。
 
彼は私たちと同じ、ヨガファームの卒業生で、サンフランシスコのシヴァナンダセンターで
スタッフの経験もある、ヨガの先生。
 
彼もまた、自分の仕事を調整して、わざわざ日本から飛んできてくれたのでした。
またまた感動。
嫌な顔ひとつせず、朝から晩まで私たちの相談にのってくれて
最後の卒業試験まで、ずっと励ましてくれました。 宿題もいっぱい手伝ってもらった。。。
   
唯一外出できた、OFFの金曜日に彼は私たちが楽しめるように気を配ってくれました。
それを自分の喜びと思ってやっているところが本当に尊敬するところでした。
  
また日本で暮し始めたときの話を聞いたときも、
ただ信じ続けること、
正直に信じ続けてオープンマインドでいたら、皆が心を開いてくれた、と言っていました。
彼もまた、とてもピュア。 成長のための努力=サーダナを続けている人でした。   
最後、お別れのとき、思わず皆ビックハグ!
  
  
お二人の愛ある行動に心から感謝と敬意を。
 
 
シヴァナンダヨガではカルマヨガ(行動のヨガ)を実践している人が多いです。
彼らもまた、交通費は自分持ちで無報酬。
私たちのコース料金に、追加料金は一切ありませんでした。
 ( たいてい通訳付のコースだと、プラス10万円ほどするようです )  
  
代々木にあるシヴァナンダセンターで教えを伝えている先生たちもまた、
無報酬、カルマヨガでレッスンを行っています。
  
 
 
家族や恋人以外に、心から大切に思える人、
自分のことのように思いやれる人、その幸せを願う相手、 

そのような、かけがえのない人との出会いや機会は、
皆それぞれ人生のどこかであるのだと思います。
 
私はたまたまそれがシヴァナンダヨガだったから、
シヴァナンダヨガに縁があるのだな~と流れにのって、今ここにいます。
  
 
今もときどきくる彼らからのメールの内容は、たいてい
 
「 いつもそばにいるから。あなたのことを祈っているから。 」という感じのもの。
 
きまって私が落ち込んでいたり元気がないときにくるので、
透視能力でもあるのか?! とドキドキしてしまいますが。  
 
 
なにも嬉しいこともない、むしろ嫌なことが多いときでも
なんだかhappyだな~と感じるとき、彼らが祈ってくれているのかもしれません。
 
 

=活力=活きる力 を教えてくれた出会いです。  
 
  
 
 
「 ヨガを通じて、ものでもお金でも医療でもなく、
  人の心に平和を増やすことで世の中を少しでも平和にしたい 」
 
スワミ・シヴァナンダ・サラスワティ
 
 
 

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