2010年8月28日土曜日
ニケタンTTC④
このログを見つけた同期から、答えが決まってない宿題やから調べようという考えも浮かばなかった、と。
まさしくそうなんですよねぇ。
あくまで自分の経験でしか書けないし、わからないことをわかったふりをしても意味がない。
しかーし調べてしまった私は、何でもググっちゃえ~♪(google)世代なのでございます 笑
比較的「 ニケタン 」キーワードで検索してここにきている方がいらっしゃるので、このラベル、続けます。
1) 幸せの概念について
西洋医学で考えられる幸せの概念は、病気を取り除き病気の原因を排除することに重きを置いている。
しかしヨーガ療法で考えられている健康の概念は、WHOの言うところの宗教的健康を重視する。
「 スピリッチュアルに健やかである 」ということは「 自分が如何にして、何故に今此処に存在しているのかという自己の出自に対して、しっかりとした自己認識を得ていること 」と古事記の記述にもあるように、自分自身の置かれた状況にOKを出し自己存在を肯定できていることが、宗教的健やかさといえる。
自分の経験の中における各次元の健やかさ分析
社会人になってしばらくして、過呼吸に陥り倒れることがしばしばあった。そうなる前には、もっと気持ちの面で安心感を感じていたように思う。近くに家族が住んでいて、付き合いの長い友人もたくさんおり、社会的健やかさを感じていたし、疲労で立ち上がれなかったり無気力になったりはなく肉体的にも気になるところはなく自信があった。
ただし、実は急激に強いストレスを感じ同様に過呼吸で倒れた経験は学生時代にもあったので、大学進学とともに一人暮らしを始めたころから、精神的健やかさは少しずつ感じられなくなっていたのかもしれない。
家と学校という狭いテリトリーの中で、両親に導かれ教師に導かれ生活していたときは切羽詰る精神的不安や自己存在について疑うことはなかった。しかし一人の時間が増え、また自分で選択することが増え、すべてが自己責任であり、挫折する中で、自己存在を否定したこともあり、宗教的な健やかさが少しずつ脅かされるようになったように感じる。
ヨガとともに今はそのようなことをネガティブに考えることは減ったと思う。
2) ヨーガ療法で考えられている病気の発生原因
発病原因であるストレスは、それをストレスと判断する者の心を変えることで悪いストレスでなくすることができる。
人は心でもっているものを外に見る。
このため心の働かせ方、心の向きを変えてあげることによってストレスがストレスでなくなる。
このストレスと認知する心の仕組みは人間五蔵説でみることができる。
①食物鞘、②生気鞘、③意思鞘、④理智鞘、⑤歓喜鞘とタイッティリーヤ・ウパニシャッドでは、五蔵からなる人間存在を系統的に解説している。
中でも理智鞘で、病気が引き起こされることが多い。この理智鞘の性質、判断や決定をする働きによって過去や未来をわずらったり、カーマ(どん欲)、クローダ(怒り)、ローバ(欲深)、マーダ(わがまま)やマートゥサルヤ(嫉妬)など愛着と憎悪の感情が生じ蠢き知らぬ間に心身症を引き起こしていることがある。
私自身の場合、よくあるのが、他人を羨む=嫉妬という理智鞘の働きによりミスを犯す。
例えば自分の憧れている仕事についていて、賞賛され周囲との関係もとても良好に見える人を羨ましいと思う。そこから悔しい、という感情が生まれ、自分なんて何もなくてなんて嫌な奴だろうと、自己否定が始まり自己嫌悪に陥る。そうして、もうどうでもいいや、と投げやりになり暴飲暴食や不摂生な生活をし、大事な場面で力を発揮できず撃沈したことが何度かある。冷静になると、その人の幸せ=自分の幸せであるわけではないのに、まんまと心の作用に振り回されたのだ。
3) スークマ・ヴィヤヤーマを行わせる際に、呼吸と体の動きを連動させることがなぜ心身症患者の健康促進に役立つか。
この運動が、体の各関節を呼吸と連動させてゆっくりと動かし、心身の調和を造り出すことを目的にしており、関節をはじめ、四肢の働きの悪さもいやし、更には人体の生気鞘や意思鞘にまで働きかけて、それらの働きを活性化させてくれるため。
ゆっくりと体を動かすので、それに連れて脳の働きもゆっくりとしたものになり、更には心身の働きがリラックスし、その働きを意識化しやすくなることが期待できる。この技法は肉体や生気次元の体に良い影響を与えることができ、各種内臓の不調をいやし、その働きを活性化させてくれる。
シヴァナンダの宿題も載せてみようかと思ったけれど量が膨大な上データが手書きなので書けずにいる・・・
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