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2014年12月9日火曜日

7days in Tibet 弐

   
本日も、
お坊さんたちが静かに暮らす、
穏やかで平和なマイソール郊外の僧院からお届けします。
こんにちは。昼間ヨガしながら寝て、気づいたらソファで眠ってしまったりして、
寝てばかりです。肥えてまーす。
日本は寒い季節、お元気にお過ごしでしょうか。
    
今回お声かけいただいたのは、この砂曼荼羅を描き上げてゆく行事があるから、
ということで。
    
ハタチくらいの男の子達(お坊さんなんですが)四人で描き上げるそうです。
Amazing....

この

こまかい手仕事よ〜
    
お坊さん、、当たり前なんですが男子ばかり。。
ちびっ子はころころきゃっきゃっしてカワユイだけなんですが、
こんなにいっぱいのハタチ前後の若い男子たちと触れ合う機会がないので、
向こうも恥ずかしそうにしているけれど、
俄然わたしも気恥ずかしいですからね(笑)
若い男子、団体でいられると恥ずかしくて避けちゃうぞ。 
シャイなのよ、私だって。
なんかもう、息子の恋人にヤキモチ焼く、
母親の気持ちってやつがちょっとわかった気がしますょ。。
大人の男の人になる前の男の子の輝き、のような表現が妥当でしょうか、
同い年の男子のそれに気づかなかったのは、
きっと私も同じに大人になる前の女の子の輝きを持っていたから。
(…と信じさせて下さい^^;
     
このような場所で、
幼い時から遠く親元を離れ修行しているようなお坊さん達は、
日本の男の子たちより殊更ピュアで、
もっと眩しい輝きを放っているように思います。
   
   
転ぶ心配などせず、
風のように駆け抜け走りまわり、
落ちる恐怖などなく、
器用に木に登る、
子どもたちの純粋さ。
    
木の棒一本、ロープ一本、葉っぱ一枚、何かゴミとして捨てられているもの、
道で拾ったもの全てが彼らの遊び道具になります。
     
小学生で携帯電話を持つのが当たり前の、
便利な社会(果たして幸福と比例しているか謎の)で生まれてしまった、
日本の子供たちが育めなかったもの、
もしくは忘れていってしまったものが彼らにはあるように思います。
     
みんな僧衣が汚れる心配なんて一切なし!
傷だらけ、泥だらけ、頭はシラミだらけ、
本気で殴り合って泣いて笑って、パンツ丸見え!
朝から晩まで目一杯学び遊んでいます。
     
私がのぞくと気が散るよね〜
授業参観の日に体験した気持ちみたいなんでしょうか。
そわそわしましたよね。
    
   
こんなにチビっこいのにお父さんとお母さんのいるとこから、
とおーく離れた(ネパールとインドの国境あたりとか。
もっと遠くの所謂、辺境と呼ばれるような地域の子も。。)
暑いとこに連れて来られて、僧衣を着せられ、
時間通りに座らされて、よくわかんないお経を唱えさせられ、
見たこともないような世界、西洋の言葉、英語の教育も受けたりして、
おかずは一つだけ、
いつも安い芋やインゲン、トマトの簡素な食事、
(私は遊びに来てるだけの太りたくないオバサンなので十分だが、
さらにおもてなしであれやこれご馳走になりました。。
上手に味付けを変えてくれてるとはいえ、
若い男子や男児たちは物足りんしお腹すくよねぇ。。)、
ちょびっともらえるお小遣いで、
休み時間に売店で駄菓子を買いに走る子たち。
おうちが恋しい日もあるだろうねぇ、、、
ウルウルしてしまった、頼りないけど私の母性なのでありました。
母心としては、スナック菓子はやめて欲しく、
饅頭のひとつでも作ってやれたらな、と思ふ。。
なにも出来ない私… 
   
   
自分のものはほとんど何にも持っていない彼らなのに、
分かち合う、助け合う、
ということを当たり前にいつもやっていて、
上のお兄ちゃん達が助けてあげているところ、よく見ます。
叱ったりからかったりしていることもあるけど、
怪我をしないようにちゃんと見てあげていて微笑ましい。
それを見ているからか、ちまいの同士でもちゃんと助け合っているんですよね。
小さな袋のスナック菓子も、少しずつちゃあんと皆に配りながら食べます。
    
そして…
私たちにも…
10円だか20円だかのお小遣いで、
お寺に一件だけある小さな売店で買ったであろう大事なお菓子を渡してくれました。。。
オバサンはもうもう、、、
自分の腹黒さや欲深さが恥ずかしくて仕方なくなったさね。。
   
これから先のインドで、
元気玉が必要になった時に食べるために、
大切にとっておこうと思います。
(一応ドラゴンボール世代。。)
   
一生お坊さんでいても、辞めてしまっても、
彼らが幸せでありますように。
彼らが平和に暮らせる世界でありますように。
   
ॐ Shanthi Shanthi Shanthi 
Hari ॐ
   
    

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