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2009年4月27日月曜日

sunao



芍薬が咲きました。
  
チューリップもそうでしたが、 
太陽が昇る時間になると少しずつ花びらを広げて
体いっぱいでお日様の光を浴びようとし、日が沈む頃になると花びらをとじていきます。
  
言葉は喋らないけれど、素直で本当に可愛いです。
静かだけれど、しっかり生きています。
 
 
人間は知恵があるぶん色々なことを考えてしまいます。
誰かと自分を比較して、自分の幸せの度合いを測ったり、多くを望んで手に入らないと悔しがったり、
戻らない過去を思って嘆き後悔したり、他者を羨んだり。
長く生きれば生きるほど、子どもの頃にはなかった悩みが浮かんだり複雑になりがちです。
 
考える力のおかげで便利になり、世界は広がり楽しいことが増えたのも事実。
良いこともたくさんあります。
 
 
しかし、その便利さと引きかえに、別の煩わしさを所有してしまうこともあります。 
その煩わしさを軽減させ、現代の社会と上手に付き合いながら、
自由に楽しく生きる智慧をヨガは与えてくれます。
 
 
以前に先生に教えてもらったことで、
私たち人間は玉葱の皮みたいなもの、年をおうごとに皮を一枚一枚重ね、芯の部分=本来の自分を、
見失ってしまいがちだけれど、ヨガによって、皮を一枚ずつめくってシンプルになることができる、と。
  
  
またインテグラル・ヨーガという本の一節で、こんなことがありました。
本当の私を I とすると、複雑な生活環境で i という私になってしまうことがあります、 
ヨガはその黒い一点を取り除いて I と向き合えることができる手法です、と。 
 
 
ネガティブなことを考えたり元気のない日もありますが、
人間の本性はポジティブで愛情深く、清らか、この植物たちのように素直に他者を思いやり、
幸せになるために努力し成長するものだと思います。
今ここにいるものは、何の過不足もなく、まったく満ち足りている状態です。 
  
 
多くを欲しがってわがままになる日も多々ありますが、
こうしてお花を見ると、シンプルな本来の自分を思い出させてくれます。
 
 
自然は求めることなく、すべての人に無差別に惜しみなく与え続けてくれます。
生きる活力=愛情を。
すばらしい先生です。
  
そのお手本が周りを見れば、すぐ近くにある。
地球に生まれて良かった~~☆
       
 
   

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