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2013年12月14日土曜日

インドでよく聞く不愉快な目に。(…自己責任)


インドという国は、神聖な意味で心震わされることが多いです。
が、
逆に、腹が立つ、という意味でも心動かされるということを
ポンディの陽気な空気の中で、しばし忘れておりました。。
      
外国人の友達には英語で詳細まで説明できじ、
なもので聞いてもらいたいこの悔しさを、誰かに。
      
ある晴れた日、
アシュラムご飯を食べにルンルンと歩いていたら、
チャリンコに乗った細いインド人@スーリアナマスカーラTシャツ着てる
に、アシュラムご飯食べに行くの?と声をかけられた。
     
ぼかぁAurovilleに住んでるヨガティーチャーで、
今日は教えに来てるんだ。
クーポンをもらえなかったからアシュラムでは食べれないんだけど。
もしオーロヴィルやヨガに興味があるなら、話するかい?
君が食べ終わるのを入口で待ってるよ!
       
とのこと。
数日中に、オーロヴィルの宿を予約しに行こうと思っていたので、
わおー、マザーの思し召し?!など浮かれてしまった。不覚なり。
      
待たせて悪い!と、あわててご飯を食べて、
ハングリーであろう彼に、バナナを持ち帰る。
この優しさなど要らんかったと後に悟るのであった。
     
公園でお喋り、ヨガの知識はまともっぽっかったので、
大丈夫そう〜と心を許した私がバカだったんです、えぇ私が悪いんです。。
     
近々ネパールに教えに行くんだ。
先生が足りないから、君が来たいなら一緒に来て教えればいい、
君から良いエナジーを感じたから声をかけたんだ、
マザーが僕に君との出会いをくれたんだと思う!
などなどスピリチュアルなことを言う。
↑ 日本語に訳してみると明らかに怪しいですね…  オレのバカっ!
     
途中から、
インド人の割にスキンシップが多いけど、
オーロヴィリアンでヨガ講師だからweasterners慣れしてるんだろうな〜
欧米人のヨガの先生でハグおよびスキンシップ多い人いっぱいいるしね、
と納得していた、いたいけなあたし。 
     
軽くハグしたり手を重ねてきて、
感じてごらん、ほら強いエネルギーを感じる、君のことをガヤトリーと呼ぶ、とかね。
↑  あーもうっ気づけってばバカ者!
インド人の男性に異性に向ける好意を寄せることはなく、
ドキッとかしないので油断してた。
注意しよう、のドキッはあれど。
      
Your energy is very good, but you lost LOVE energy.
その日、一日を振り返り、
色眼鏡で世界を見ず、素直でいよう!
と心に誓っているもので、
(根が真面目な日本人そのものなんです。。)
純粋にそのままの意味で受け取る。
そうか、私には愛が足りぬのか、もっと愛を持って生きなきゃ、
恋愛もしろってことかな、などと。
       
僕は生徒のチャクラバランスを整えたりもしてるんだよ。
コルカタのクリシュナなんちゃら(失念。彼曰く、世界的に有名らしいです)で、
サハスラーラを開いてもらったからね。
      
で、自分でする瞑想が心地良く満足してるので、
まぁ正直なところ要らんけども、
インドに来て、誰からもハタヨガを指導を受けてないし、
ブログにもヨガ情報が要るよねぇ、、、どこかで受けてみようかな、との思いもあったので、
半分ゴリ押しされ気味に、彼のクラスを受けることになりました。
     
日本人はいろいろ大変だから、本当はRP300だけどRP200でいいよ。
など言われながら、
ヨガマットを持って、いつも彼が借りているという場所へのこのこのついて行った。
マットを取りに帰ったとき、宿の人が彼を見て、
不信な顔をしていたので助言を仰ぐべきだった。
       
フライヤーがたくさん貼られた、レンタルスペースと思しき場所で、
えらく至近距離にマットを敷き、えらく至近距離で向き合って彼と座り、
15分の瞑想から、
と彼はチャンティングを始めた。 
      
インド人のチャンティング、発音参考にしよ〜などと純粋に学ぶ気持ちと、
目を閉じているので、万が一キスなど迫られたら殴る、という気持ちで坐る。
(その場所の持ち主とおぼしき人を入口で見かけたので、目をつぶってる隙に、
荷物に手をつけられる犯罪かも?と心配する警戒心も持ちながら。)
       
その後、
なんかお喋りしながらパワンムクタアサナと思しきものと、トリコナアーサナ。
太陽礼拝など。(ヨガ中は黙りたいんですけど、とたまに無視。)
それは違うでしょ、と思った気になる点を指摘し、
そんなはずはない!この本に書いてる、と言う、
彼持参のスワミチダナンダの本を確認させる。
ほらね、私が正しい、という結果。
     
他にも、
指摘したい点はあったが、気に食わない様子だったので、
もーいーよ、あーたの言う通りにするよ、
それであーたの気が済むならいーよいーよ、
純粋にティーチャー同士シェアしたかっただけなのに、
あーたにその気はないのね、と諦める。
     
他人が満足してやってるアーサナに、
それは正しい、違う、それは良い、悪いと、ふだん口を出したりしません。
私は、スワミでもないし、ヨガマスターでもなく、
自分の経験で心地良かったヨガの方法を、
小さいながらシェアして心地良く感じてもらえたらと願う
単なるヨガの練習者だから。
    
ふだんヴィンヤサなどを練習している人で私のクラスでのやり方と違ってたら、
自分の心地良いようにして下さい、と声をかける。
(明らかに苦しそうだったりしたらアドバイスしますが。)
     
この時は、彼が私に絶対にこうしろ、と強要してきたため反論。
八点投地で肘を広げるとか、
関節の弱い者には致命傷になることもあるし。
    
私にとって心地よい方法だったら言うことを聞いただろうけれど。
それに、
信頼をおいている、
スワミゴヴィンダナンダ&シータ由美子講師から教わった、シンプルwayと違ってたから。
     
で、アーサナらしきもの終わりまして、シャバアサナへ。。
ぜんっぜん動いてないし蚊も多く痒くてリラックスできんし、
もう三分でいいや、と思いつつ横たわる。
       
しばらくすると、彼がマッサージを始めた。
うむうむ、欧米人相手だとこういうのも必要なんだろうね〜と様子をみる。
ちょっときわどい?と思うところも触ってくるけど、
チャクラを考えてのこんなものですよね、と広い心で。
    
が、えらい長い。。
蚊にあちこち刺されて痒いのでボリボリかきまくる。
↑もはやシャバアサナじゃない(笑)
それでも彼は、私の上半身を触れまくる、冷たい手で。
さらに、服の中にも手をいれてきた。
(この日はたまたまブラジャーしてたが)
     
ハート(アナハタチャクラ?)にじっと置かれていた手が、
お腹の方に移動し服をめくられとどめられる。(マニプラチャクラ?)
腹からもし下着の中にまで手を入れてきたら、(スヴァディシュターナチャクラ?)
反論しよう、と心に決めながら薄目をあけて、
バッグ(貴重品)の位置を確認。
(おっぱいは結構触られてたけど、
私の小さなそれの一つや二つで
あーたの気が晴れるならどうぞ、と諦めた。)
     
チャクラバランスについて詳しく知りませんが、
素肌でなく、おそらく服の上からでもいいですよね…?
      
さらに足元の方に移動し、マッサージを始める彼。
気持ち良いならともかく、自分でした方がマシな揉み方で、
蚊たちにとって、まな板の鯉状態な身体の痒さ、我慢の限界。
     
It's enough for me! 
伝えながら起き上がると、あとちょっとだからと抱きかかえられる。
もう本当にいい!いっぱい刺されて痒い!と離れると、
もいできたばかりのアロエをぬりたくられる。。
      
なんとか最後に軽い瞑想?らしきものをして終わり、
と思いきや、ヨガトークを始め、ひとり勝手に盛り上がりハグをしまくる彼。
いい加減抱きつき過ぎやろ、インド人の体臭苦手!(ベジなのになんで?肉食?)
私は日本人だから、そんなにハグしないの!
と、伝えると、
君はヨガ講師なら、もっとハグしてエナジーをシェアしなきゃ!インターナショナルにならなきゃ!と言う。
     
はいはい、わかったよ、好きなだけ抱きついときな、もう二度と会わんぜ、
と赤子をなだめるようにパンパン背中をたたき離れさせるも、
離しては、ハグ、ハグと明らかに昼間よりもきつく何度も抱きしめてくる。。
(心の声: キスしようとしたらビンタする)
    
なぜに、、
一部の男性というのはあたりが暗くなると、こう盛り上がる傾向にあるかね〜
と、
好きでもない相手には、かなり冷めた気持ちで見つめるところ、
女性の性質なんだろうなぁ。。と思う。
違うかな?女性の皆さん、このような経験ないですか?
   
酔ったふりをして、
ふだん堅物な、全く異性として意識してない人に迫られたりしたら、
それはもう興醒めていたなぁ。。
ふだんからの明るいエロは好ましいですが、何か勢いに任せるような姑息な真似がちょっとニガテ…
      
こないだ口説かれたのも、あたりが暗くなってきてから、
甘い声で「wanna make love with you...」と、囁かれ、ぎょっと引いた。
さっきまで瞑想やヨガの精神世界について語ってたやろ…?と。。
     
同じ宿で、居づらくなるし気を遣うから止めて欲しい。
なんか軽く見られてるんだろうか。。
気を引き締めなきゃ?
      
私の肉体は女の形であり、
日本人として産まれており、仏教徒であり、
ここインドでは異邦人のため、気をつけないといけない、
それがこの世界での私の役割だから、そう振舞うのです。
と、
ヨガ談義をしたい彼にこのように解説して早く帰ろうとしたのだけれど、
通じたか通じてないか、
     
だから君はダメなんだよ!そうやって境界を引いて!
日本人だの、仏教徒だの!
ヨギーニだから、ティーチャーとして働ければ満足だと思ってるのか?
タントラも必要なんだよ!
君のシスターの方が正直でbetterだよ!
彼氏とセックスして結婚して!
    
あぁあ、逆効果だったか…
かようのことを早口の英語でまくしたてられて、
もうヨガのあとと思えないほど、
私がゲッソリしたのは想像に容易いかと思います…
自分はさも素晴らしいことを説いてると盾にとるあたり質が悪い奴。
      
私: もうヨガの話で議論したくないから宿に帰りたい。
      
彼: your place?君の場所ってどこ?そうやって自分を縛る!
もう30過ぎてるんだろ?自分のことは自分で決めなきゃ。
仏教徒だの日本に帰らなきゃなんて誰が決めた?
日本のパスポートなんて捨てて
僕とネパールに来ることだって出来るだろ?
僕の知識を議論してるんじゃない、
ヨガマスターたちからの知恵をシェアしてるんだ!
さぁチャイでも飲みながらもっと…
       
私: もちろん愛する恋人とはセックスします。
肉体は30過ぎてるけど、魂年齢は幼いのでしょう。
だから日本が好きなので帰る。それで満足しています。
    
何回もこれ繰り返し。。どんどんゲッソリ。
     
彼: オッケー、じゃ、また明日の朝ね!
ここでヨガのあと、オーロヴィルに案内するから!
     
私: (伝わってないな…)あなたのヨガの方法はGOODなのだろうけれど、
私には合わないようなので必要ない、ヨガ中に他人からたくさん触られるのを好みません。
明日のクラスも要りません。
黙って自分で瞑想したい時期なんです。
    
彼: なぜだ!?僕は君に何も求めないのに!
今日のはイントロダクションだから明日は違う。
チャクラバランスのワークが要らないなら、もうしない。
  
私:(オブラートに包んでちゃ断れないな…)
あなたのトークは私の気持ちを害します。
もう何も話したくない。帰りたい。
    
彼: 僕にcomplainしないでよね。だって全部ヨガの教えなんだから!
ところでお金払ってくれるよね?
本当は300RPだけど、250RPでいいよ。
    
私: (何も求めないって言っといた矛盾をわかってるのか、この男。。50RPをゴソゴソ探す)
   
彼: 50お釣りあると思うよ。(私が300RP渡すと…)
Oh チャクラバランスの料金を忘れてた、だからお釣りいらないよね、いいよね?
      
巧妙なり。。
ほんとにこんなんでレギュラーの西洋人の生徒さんがいるの…?
その人の顔を見たいんですけど…
あーた、まんまとインド人らしく振舞ってるよ…?
        
ここで、
私の堪忍袋の緒は切れました。日本人的、仏の顔もおしまい。
お金を押し付け無言で足早に立ち去る。
もうこの男の近くに一秒でも居たくない気持ち悪い、
などという気持ちは、インド以外で起きたことないかも。
     
が、何故か入口に鍵。。
ハロー!!誰かーおらんかー!!
(もうあいつの顔を見たくないんやー!)
ほんの数秒の間、柵を見上げ、
果たして乗り越えられるか、ものすごい集中力で検討してみる。。脚立をさがす。
… ダメ!足場が見つからない!ここは乗り越え不可能!
     
ッガッチャガッチャガッチャガッチャ…!!!!!
激しく入口のドアを揺さぶる。
(心の声:  誰でもいいけん、はよ開けろー!!)
     
けたたましい音に驚いてか、二階に居たらしい家主らしき男性が降りてきた。
早く開けて!すごい気分が悪いの!!急いで!!
     
追いついてきた自称:ヨガティーチャー@近いうちに自分のアシュラムを開きたい男
が何かを言ってきたけれど、彼の言葉を振り切るように、
さっと出て帰路についた。
     
滞在一ヶ月、
南インドでもインドっぽい経験をしました、、、 
     
く、悔しい… 
リシケシでよく聞いていた話と同じ体験を自分がしようとは。
     
同じ宿の女の人(今朝インドを去ったらしい)が彼のヨガを受けてたらしく、
(彼は宿の人のことをよく知っていたし、これを聞いて安心したのが間違い)
彼女は怒りに満ちてたからヨガは良い方法だったよ、
という彼の言葉を思い出し、、、
…そりゃ怒るわな。と納得。
次のターゲットの女性に、私も怒れるcrazy Japanese womanとして紹介されるんでしょう。。 
      
しかし…あれで300RPよこせと、よく言うねぇ...
せめて中国雑技団的なポーズが出来て、パフォーマンスでもあれば、
おぉ〜!ともなるけど、私より身体かたかった~_~ 
マントラ唱えて、神秘めかせて、有難がらせるのだろうか。。 口だけ達者かい。
      
宿の人たちや、ココナッツ売りの真面目に働く女性たちに、
多めにチップ上げた方がマシだなー
他人のクラスを受ける気がしない、
今は必要ないという自分の感覚を信じよう。
    
大きな被害なく済んだから良かったとし、
目の前に現れるものは全て自分の心が引き寄せるものだし、
神様からの叱咤激励だと思い、今後の行動に繋げます。
    
本当にオーロヴィルの住人だとして、
ヨガを教え、以上のような方法で金銭を要求してるとしたら、
(25年住んでいると言ってた)
マザーの理想を土足で踏みにじっている、あの人。。
本当はもらった名刺を何度も踏みつけて、
破って捨てたいとこですが、(この感情が湧くの三年ぶり。消化すべきカルマ?笑)
ぐっとこらえて本当に住人なのか確かめるためにとっておこう。
     
良いヨガを情報をお伝え出来なかったことをお詫びすると共に、
彼の名刺の写真を載せておきます。
このような疲れる経験をしたくない女性は注意してください。
    
    
日本ではちょっと考えられないような、
厚かましくて厄介で、
そのくせ一切悪びれない人間が結構な確率でいる、
それもまたインド。
      
しばし、
君のオーラは素晴らしいなどと
軽口をたたく男という生物を遠ざけて生きようと誓ったのでした。
   
     
     

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