2009年11月4日水曜日
シヴァナンダヨガのこと
たまにはマジメにヨガのお話でも。
って私自身が、まだまだ勉強中の身なので、本で読んだことと、
ティーチャートレーニングで教わったことと、先生たちから教えてもらった中でのお話。
先日、シヴァナンダヨガってなんぞや? と質問をいただいたので、
思いつくことをなるべくわかりやすーく書いてみます。
今日は目に見えるレベルでのお話で、哲学など難しいことについては触れずに。
ヨガにそんな興味ない人はつまんないと思いますのでスルーしたほうが良いです。
-- まえおき --
シヴァナンダヨガはスワミシヴァナンダ師によって伝えられたヨガ。
彼には13人のお弟子さんがいたと言われています。
有名な人をあげてみます。
・ スワミビシュヌデヴァナンダ
(インドを飛び出し現在世界中にあるシヴァナンダアシュラムを作り、
Teacher Trainingの形式を作った方)
・ スワミチダナンダ
(友永ヨーガの友永先生の先生で、何度も来日されている方。昨年マハサマディーされました。
NHKの番組で菅野美穂さんが会いに伺っていた方です)
・ スワミサッチダーナンダ
(インテグラルヨーガの著書で有名な方。)
・ スワミクリシュナナンダ
(またまた友永先生の師。2001年までリシケシのシヴァナンダアシュラムで管長を務められたそう)
and so on・・・・
他の方に関しては、、すみません、知りません。。。
現在も生きて、その教えを伝えているスワミジがいらっしゃると噂で聞いたので
どなたかご存知でしたら是非教えてください☆
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一般的に「インド政府公認 シヴァナンダヨガ正式指導者」と名乗っている講師は
スワミビシュヌデヴァナンダの作ったアシュラムでの
ティーチャートレーニングコース(全米ヨガアライアンス認定の講師養成コース)を
修了している方だと思われます。
講師としてのヨガクラスの指導法はもちろんですが、全般的なヨガ修行者としての生きる心構え、
のようなことを教わった気がします。(他のティーチャー養成をヨガニケタンしか知らないので比較できませんが。)
- まず最初に教わったのは服従すること 笑
アシュラムの中でスワミに会ったときは胸の前に合唱で「Om Namah Sivaya」と挨拶をする。
理由も聞かされずに、これは反発度満載でしたが、沖ヨガの沖先生(スワミビシュヌの兄弟弟子)も
同じようなことをその著書で書いてありました。
これは服従自体に意味があるのでなく、まずは何事も素直に受け入れる気持ちを養うため、
ではないかな~と、予想しています。
なんでなん?! って反発したくなる心の動きと向き合う訓練ですね。
- レギュラリティー
毎日同じ時間に同じ修練を繰り返すことの重要性。
特に強調されたのが、瞑想の時間・身に付けるもの・場所。
シヴァナンダアシュラムでの生活リズム、そのすべてがレギュラーです。
- サットサング
アーサナより瞑想よりこれが大事。
修行者たちが集まって、キルタン(神への賛歌)を歌い、瞑想しスワミからお話を聞く会。
さいきんインドについてあれこれ調べていたけれど、ヨガの聖地に行くと当たり前にやっているよう。
シヴァナンダアシュラムに限らず、どのヨガのアシュラムでも当たり前なんですかねー
(ヒンドゥーの聖地だから当然なのかなぁ)
- アーサナのクラスでの注意点
先生が身に付けるものは、なるべく白っぽいもの。 (できれば上は黄色w 黄色は修行者の色)
生徒さんの目に入るものをなるべくピュアなイメージにしておくため。
生徒さんの体のそばにある物をよけておくこと。
他のもののエネルギーを感じずシンプルにヨガクラスができるように。
(自分のプラクティスのときも然り)
プラクティスの場所も瞑想のときと同じで、食べたり寝たりでない場所、
その行為のためだけの場所ですること。
(って日本の住宅事情じゃ厳しいと思うので、寛大に対処。)
- 敬意をもつこと
祭壇(グルやヒンドゥーの神の写真や絵が飾ってある)に足を向けない、
教科書や聖典を足蹴にしないなど。
祭壇の前に来たら、必ずひざをつき合掌して頭を床に。
宗教的な意味じゃなくあくまで、敬意としてです。
- カルマヨガ重視
シヴァナンダアシュラムのスタッフは全て無償奉仕のカルマヨギによって運営されています。
なので、世界中のセンターやアシュラムでのレッスン料金の安いこと!
このレベルのクラスをこの料金で受けていいんですか?!って先生に出会えると思います。
ですんで、シヴァナンダアシュラムに関するどんなすばらしい仕事をしても、
自分の個人的収入になるようなことをしたヨギーはアシュラムを追放されているそうです。
このあたりが厳しいんでないかと。
ちなみにトレーニング参加中は、必ず一人いっこアシュラムでのお仕事を任されます。
このカルマヨガとサットサングは休みなく一ヶ月間毎日です。
( というわけで、200時間を余裕で越える拘束時間のトレーニングです。)
色んな仕事がありますが、バスルームの清掃だったり、スワミジたちのお茶の準備だったり、
授業が行われるホールのそうじ、時間を知らせるベルの係など。
私は皿洗い担当でした。
アメリカの皿洗いの方式って知ってたけど、もう食べ物口に入れたくなくなる洗い方。
10年前にオーストラリアでホームステイしたときの衝撃よ、お久しぶり。
個人的に好きな点は、
アーサナ・キルタン・マントラ・瞑想・クリヤ(浄化)・
ギャーナヨガ(知識のヨガ・バガヴァットギーター&スートラ)、
その全てがバランス良く伝えられているヨガかな、と感じています。
そして自由で寛大!!!
団体として存在しているものの、会費を払えとか何かの勧誘とか、まさかないし、
プラクティスするもしないもあなた次第。as you like!
(この自由さが逆に拷問なときもありますけどね・・・)
こんな自由な感じなのに「 いつでもアシュラムに帰ってきなさい 」と
オープンマインドに言ってくれるのも良いところかな、と。
それからこれも個人的経験から。
通訳をしに、カルマヨギが駆けつけてくれたことに感動して。
見ず知らずの日本人が英語わからなくて困っていると聞いただけで、
自分の仕事を日本に置いて自費でカリフォルニアまで駆けつけてくれる人、見たことないんですもん。
( ごめんなさい、私にはまだ無理・・・ )
まさにシヴァナンダさんの生き方そのものを実践する通訳の彼らを見てしまったのです。
たくさんの愛をありがとう。
Serve, Love, Give, Purify, Meditate, Realise
-奉仕し、愛し、与え、浄化し、瞑想し、目覚めなさい-
これがシヴァナンダヨガの基本であり全てじゃないかしら、と感じています。
yoga
sivanandaのこと
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